そろばんが中国から日本に入ってきて500年。最初は16進法だったそろばんも、日本独自の寺子屋スタイルの中で時代のニーズや生活に合わせてそろばんは現在の10進法に変化を遂げてきました。
学校の義務教育でも読み書きそろばんが主体となり、その教育方針のお陰で日本は戦後、世界の国と渡り合える国へと成長してきました。
時代が豊かになると、教育の基礎であった、読み書きそろばんは学習塾や様々な習い事の台頭もあり、影を潜めてきました。その結果、なにか本来の考える力を養う教育から離れていったような気がします。
近年、そろばんが脳開発に良いとの研究結果が次々と発表され、再度そろばんが見直されてきました。日本でもブームが再燃して世界でも日本の成長を支えてきた、そろばん教育に着目し、そろばんを教える国がどんどん増えています。
ただそんな中、日本の珠算界とそろばん業界においては問題が山積みなのが現状です。そろばんを作る職人さんの高齢化と珠算指導に携わる先生方の平均年齢は65歳以上とも言われております。
今後そろばんを作る、あるいは指導する後継者は数少なく、世界中にそろばんが広まっているのとは逆に日本の珠算界とそろばん業界は衰退の一途を進んでいるのです。
景気も安定しない中、将来の不安や収入面の不安もあり、そろばんの先生になって、そろばんを子供たちに教えよう!と思う若者も少ないのが現実です。
このままではせっかくのそろばん教育も日本では愚か世界の普及にも影響が出てきてしまいます。
我々は、こんなに素晴らしい日本の教育文化であるそろばんをこのまま絶やしてはいけない!そんな想いでこの協会を立ち上げました。
日本のそろばんレベルは世界でもトップレベルを誇ります。この協会では、日本が発行する級・段の検定を世界の人達にも受験していただき、そろばんの上達・実力向上に貢献していき、国際基準の競技大会の実施により、日本から発信することで世界的に珠算界とそろばん業界の活性化を図る事を目的としています。
また、珠算界で活躍できる後継者を未経験・経験者問わず育てる仕組み…認定講師制度の設置をして、日本と世界で珠算を指導できる人材の育成を行い、珠算界の発展に寄与する事も目的としています。
日本国際そろばん協会
- 所在地
- 東京都大田区西蒲田8-24-8 井門西蒲田ビル6階
- 役員
- 理事長 小峯 永壹一
副理事 黄 俊豪
副理事 渡邊 伸清
- TEL
- 090-4539-9111
- jisasoroban@gmail.com